当社について
名称 | Dynamic Sanito SEA Pte. Ltd. |
所在地 | 11 Keng Cheow Street #04-10 SINGAPORE 059608 |
設立 | 2016年10月28日 |
代表 | 金澤 太郎 |
資本金 | SGD 375,000 |
業務内容 | 総合衛生管理コンサルティング および 害虫駆除サービス(NEA登録Vector Control Operator) |
創業ストーリー
弊社の親会社である株式会社ダイナミック・サニートは、金澤啓子が秋田県大館市という東北の小さな町で昭和44年に創業しました。昭和25年、啓子は菓子問屋を営んでいた金澤家に嫁ぎ、3児の母となり、家事や子育てに忙しい日々を過ごしていました。菓子問屋の掃除も任されていた啓子は、「倉庫にネズミが出るのはあなたの掃除がなっていないからだ」と叱られながら、毎日ネズミと奮闘していましたが、それが創業のきっかけとなりました。
ネズミを何とかしたいと考えた啓子は、先ず、市販の殺鼠剤を使ってみることにしました。すると、数匹は殺せても、周りのネズミが警戒してしまい、大きな効果は得られませんでした。また、そもそも餌が豊富なお菓子倉庫では殺鼠剤の喫食率も高くありませんでした。そこで啓子は、ネズミを観察し、ネズミには自分の手足を舐める習性がある事に気づきました。そして、ネズミの通り道に粉末状の殺鼠剤を置けば、手足についた薬剤を毎日少しずつ喫食してくれるのではと考えました。その結果、ネズミを一網打尽にすることができ、この薬は後に「ラトミット」という名前で商品化し、医薬部外品として厚生省認可と特許を取得し、広く販売されました。
その後啓子は、「ネズミで困っている人の役に立ちたい」と、地元でネズミ駆除サービスを開始しました。当時、女性は家にいる事が常識だった時代であり、また、「ネズミ退治」という必ずしもイメージの良い業種ではなかった事から、周囲からは反対されながら事業を続けました。そんなある日、当時ネズミ被害で困っていた羽田空港から駆除依頼を受けました。東北自動車道も、東北新幹線も開通していない時代、羽田空港まで出張して駆除を成功させました。その成果が評価され、ターミナルビル全体の年間防除管理を受注し、東京営業所を設立、ネズミだけでなく害虫全般の駆除サービスも対応するようになりました。
2代目である現社長、金澤良浩の入社後、お客様からより広い範囲での衛生管理業務のご要望が増え、従来の害虫駆除サービスに加え、病院や食品工場の異物混入対策、微生物汚染対策など、衛生管理全般のコンサルティングを提供するようになりました。それまではネズミや害虫が発生してから対応策を講じる仕事が多かったのが、事故を未然に防ぐための計画的な防除とデータ収集やレポーティングが重視されるようになりました。
近年では、お客様から、海外工場や店舗の害虫管理をできないかというご相談が増えました。実際に海外の施設を訪問してコンサルティングを行うに連れ、進出して来て欲しいという有り難いご要望も頂くようになりました。弊社には、かつて創業者の金澤啓子が、秋田の小さな町から巨大な東京市場に飛び出し、積極的に海外のノウハウを取り入れながら事業を発展させた歴史があります。その歴史の中で、「困った人がいれば、どこへでも行く」、「前向きに、ダイナミックにチャレンジする」という企業文化が培われてきました。Dynamic Sanito SEA は、弊社が代々受け継いで来た精神を忘れず、少しでも、東南アジアで事業をされている企業様や居住されている皆さまのお役に立てるよう、チャレンジを続けていきたく存じます。
Dynamic Sanito SEA
代表 兼 CEO
金澤 太郎